2022(令和4)宅建試験用統計まとめ
宅建試験では、例年、統計問題が出題されています。主に出題される統計は、法人企業統計、建築着工統計、地価公示などです。また、宅地建物土地取引業者数、土地取引件数、宅地供給量などが出題されることもあります。※なお、以下の数値等の記載には万全を期していますが、万が一のため必ず出典で確認してください。
法人企業統計~不動産業の売上高は?
令和2年度法人企業統計調査(令和3年9月公表)によれば、令和2年の不動産業の売上高等は以下の通りです。
売上高は全産業で-8.1%であり、不動産業でも-2.3%と減少した。
経常利益は全産業で-12.0%であったが、不動産業は+16.1%と増加した。
営業利益は全産業で-24.5%であったが、不動産業は+5.7%と増加した。
設備投資は全産業で-5.0%であり、不動産業でも-9.7%と減少した。
法人企業統計調査 : 財務総合政策研究所 (mof.go.jp)
建築着工統計~新設建築着工戸数は?
令和3年建築着工統計調査報告(令和4年1月公表)によれば、令和3年の新設住宅着工戸数は以下の通りです。
総戸数は約86万戸(+5.0%)、5年ぶりの増加となった。
分譲住宅は約24万戸(+1.5%)、昨年の減少から再びの増加となった。
分譲住宅のうちマンションは約10万戸(-6.1%)、2年連続の減少となった。
分譲住宅うち一戸建ては約14万戸(+7.9%)、昨年の減少から再びの増加となった。
持ち家は約29万戸(+9.4%)、昨年の減少から再びの増加となった。
貸家は約32万戸(+4.8%)、4年ぶりの増加となった。
地価公示~地価は上昇したか?
令和4年地価公示によれば、令和3年1月以降の1年間の地価は以下の通りです。
全国平均では、全用途平均・住宅地・商業地は2年ぶりに上昇に転じた。工業地は6年連続の上昇で上昇率が拡大した。
三大都市圏平均では、全用途平均・住宅地・商業地は2年ぶりに上昇に転じた。工業地は8年連続の上昇で上昇率が拡大した。
地方圏平均では、全用途平均・住宅地・商業地は2年ぶりに上昇に転じた。工業地は5年連続の上昇で
上昇率が拡大した。
地価・不動産鑑定:地価公示 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
宅建業者数はどのくらい?
令和4年版国土交通白書によれば、宅地建物取引業者数は令和2年度末で約13万業者(127,215業者)となっている。
土地取引件数はどのくらい?
令和4年版土地白書によれば、土地取引について売買による所有権移転登記の件数で動向をみると、令和3年の全国の土地取引件数は約133万件となっている。
宅地供給量はどのくらい?
令和4年版土地白書によれば、令和2年度の宅地供給量は4,524haで、平成30年度比-24.2%となった。
※なお、以上の数値等の記載には万全を期していますが、万が一のため必ず出典で確認してください。